東京写真月間2019「Meets Hong Kong 」に参加します

【Meets Hong Kong ★ミニ「箱信」写真展&トークイベントのお知らせ】

2017年の東京での個展および2018年の香港PMQでの個展にてお披露目した150枚の中から、選りすぐりセレクトを再びご覧いただけます。

ミニ写真集「箱信1」「箱信2」、葉書10カット、展示写真も同時販売いたします。

まことに僭越ながら、トークイベントにも登壇。「香港路地裏撮影は3Kだけど楽しい」というようなお話をしたいと思います。

開期はほぼ2週間にわたり、私のトークタイムは週末に3回ございます。お時間ございませば、遊びにいらしてくださいませ。

【トークイベントのスケジュール】
■5月25日(土)
14:00~ 細井研作(KEN3TV)&柴田誠
16:00~ 細井研作(KEN3TV)&柴田誠
■5月26日(日)
★14:00~ 島津真紀&柴田誠
15:00~ 香港猿創
★16:00~ 島津真紀&柴田誠
■6月1日(土)
★14:00~ 細井研作&島津真紀&松田浩一&柴田誠

▼イベント情報
「日本香港観光年」として、日本と香港で様々なイベントが開催されている2019年。東京写真月間の関連イベント「Meets Hong Kong」では、香港人写真家集団Artistic 7+のメンバーの作品を展示販売します。

また、香港を撮影している日本人の写真家の作品も展示。香港人が伝える今の香港の姿と日本人が捉えた香港、その視点の違いを体感できる写真展です。

さらに今回、オリジナルの香港グッズで人気を集める
香港猿創(https://www.hkoapes.com/i)、
Skip Rain(https://skiprain.stores.jp
のショップが会場内に期間限定オープン。香港でしか手に入らない香港猿創のショッピングバッグや飲茶柄のハンカチ、オンラインショップでしか販売されていないスキップレインの各種グッズが会場で購入することができます。

5/25-26の週末には、香港猿創のオリジナルジュエリーの販売をはじめ、トークショーなど、各種イベントも開催予定。香港の写真と共に、香港文化の一端に触れていただけるイベントMeets Hong Kongにぜひお立ち寄りください。

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5/23-6/3 Meets Hong Kong
場所:ヒルトピア アートスクエア
主催:Japan Photo Globe
協賛:香港猿創/Skip Rain
協力:香港政府観光局
詳しくはFacebook[Meets Hong Kong]で検索
https://www.facebook.com/events/539311396599167/
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東京・新宿に香港がやってくる♪
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2018年4-5月香港PMQでの個展風景です
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路地裏撮影中に、ふと目に留まった「箱信」を撮り続けて5年が過ぎました
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ヒルトピアへのアクセスです

香港大学で「配管ずラブ」

あとん10歳若かったら、たとえ東大より難関だと言われようが、私は挑んだ(かも知れない)。ここで学びたい、と。そう、香港で最も古い国立大学であり、孫文も学んだという学舎。私の大好きなあの存亡の危機にある古き良き薄扶林村の手前に位置している。村に下宿して、徒歩通学で完璧だ(妄想)

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地図を見るだけでもその広さがわかります。

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それにしても、なんて素敵な場所。風水的にも素晴らしい空気が流れる高台にあり、大好きなビクトリア湾を望める絶景なのだから。

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実は、駅(なんと「香港大学駅」という名前で、2014年にMTR港島線が延びたためアクセスが便利になった)の周辺は出没したことがあったのだが、今年5月の滞在の時にやっと初潜入を果たす。はい、当然ながら構内は自由に散策出来るのだ。私は美術館訪問がまずはの目的だったのだけれど、その後その広い構内をくまなく徘徊することに。しかし傾斜きつい。広すぎる。

特に目を見張ったのは、はい、その建物の立派さと緑の深さ。そして、そこにドドドーンと名脇役大賞を与えたいくらい怪しく素敵に存在する「配管たち」である。

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単なる「配管」は、ストリート写真を撮ろうとすれば嫌でも被写体に入ってしまう香港である。だが、しかし・・・ここの「配管様(敬称付)」は、そんじょそこらの配管とは違う。もう配管LOVERS撮影ツアー組みたいくらいに、その趣と佇まいが、ちが~うのです。

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それにしても、西営盤(サイインプン)の高街(High Street)からすこし上がったところにある美術館から入った私は、構内がこんなに広いなんてみじんも思わなかった(知識として広いことは知っていたが)。

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もちろん美術館は無料。建物も歴史建造物であり、陳列物の数々も素晴らしいので必見です。

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この狭い香港でこの敷地。なんて贅沢なのでしょう。地下鉄駅直結エレベーターがあり、道路も横切る大学が存在しているのだから、本当に驚いた。

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大学の中に、ハイウェイが走っている。

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スタバはもちろん、お粥店やフレンチカフェ、大きな書店までもあり、ここで1日過ごしても飽きない。(実際は、学生と関係者のみが利用できるので、観光客は禁止らしいけれど。いかにも観光ぽくなければ、問題なさそう)

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本屋さんも充実。

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近くのご飯屋さん。学生価格がある。

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なんとかここで学ぶ方法はないものか?と考えたが、ランゲージスクールも入学資格が25歳までとな、残念。次に生まれ変わった時に来よう。

香港大学ビジターセンター
https://www.visitorcentre.hku.hk/

看板猫のいる優しい街、それが香港

店頭にちょこんと鎮座する猫を集めた写真集が出版されるほど、香港の小さな店先には自他共に認める「看板猫」が多く存在し、猫好きな人たちからことさらに愛される。猫に優しいのだから、人にも優しい街が香港なのである。場所によるが街なかでは、実は思ったほどお外猫に遭遇しない。

もちろんビルの谷間の深夜や早朝には、御多分にもれずゴミを漁る姿や同じ時間に餌を置いていくボランティアの方も見かけるが、外にいる子も首輪がついた飼い猫の方が多く、地代が高く小さめなフラットながらも室内飼いは徹底していると思う。ゆえに、外を出歩いている猫ではなく、深窓のご令嬢然とガラス越しに見かけることもある。

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「どんこ」今日のイチオシだにゃん
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繋がれているのは犬より猫が多し
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水飲み場完備

私が定宿としている香港島側の西營盤(サイインプン)あたりは上環方面までのストリート沿いがほとんど海鮮の乾物屋さんだ。先日泊まったairbnbは、まさに店の上階に位置しており、朝窓を開けるとプーンと極上の香りが漂ようのであるから、すっかり住んでいる気分が満載になる。そして、やはり「乾物屋さんに猫」は一番絵になる。

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食べ放題にゃん?

店の軒先に猫がいるというのは、猫好きにしてみると「どーんとこい」なのであるが、清潔な方、猫アレルギーの方にとってはどうなのだろう?ふっとそんなことも思う。が、いろんな理由から店で飼われている猫は多い。理由のひとつには、「ネズミをとるから」というのが筆頭に上がるが、昨今の猫はネズミ見たら逃げだすからね。。。はて、役に立っているのだろうか。

いずれにしても、可愛いから単に「看板猫」にしているのでは?まぁそれはそれで大賛成。実際に、要所要所の有名な子たちは、来港するたびに訪問してしまうコアなファンもいるほど。

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某店のまさに有名な看板猫・Tiger君

客商売とはいえ、勝手気儘な猫のこと。気が向いたら相手をしてくれるかも知れないね?というくらいのスタンスでシャッターを切らせて頂くときはきちんとお伺いを立てておるにゃ。

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眠いんねん、声かけんといてや

道ゆく猫たちとも、いつも不思議な出会いがあり、彼らに道を誘導されたり、キメポーズの撮影をさせられているが、単なる店先や街角に「猫おんねん」な写真の方がどれだけアクセントになることか♪

日々クンクンしながら配管だけでなく、猫も探し求め歩く私なのである。

香港でフォトジェニック・ブルー(藍色)♪私的ベスト5。

香港では、赤、緑、青、黄までは制覇した、私の撮影テーマ「色」シリーズ

第1回は、大好きなブルーから。広東語では藍色。まずはいわずと知れたこちらがベスト1。冬のジャケットを着ているのはだめ。ポリスマンの半袖ブルーシャツ、長袖をまくっているのもやや萌え。えぇ、やや・・・ね。

香港ポリスを見ると追いかけ。そして必ず撮影してしまうのであるが、ほとんど後ろ姿。つまりお仕事中の方を正面切って撮れないこともあるし、実は顔が見えないほうががっこええ〜(おい)。いまどき若いポリスマン、まぁ腰も細くてそんなんで警官つとまるのかな〜箸も持てなさそうにか弱かったりする。それはさておき、やっぱり前から見たらアンディかトニーかも?と単に渇望しすぎ。はい、いないから(きっぱり)

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そしてお次は、こちら。私の大好きなスターフェリー「天星小輪」の水兵さん・・・と呼ぶにはちょっと妙齢で、にこりともしないツンデレおじさまたち。☆のマークに2本線のセーラー服。そう、あのセーラー服よ。薬師丸ひろ子か『ヴェニスに死す』のタッジォだけではない。そんなセーラー服もある、と知った18の夜(だったかな)このでれーっとゆるゆるなセーラー服見たさに、用もないのに何度も中環と尖沙咀を行ったり来たりするのである。あ、おじさん見たさでは無かった。実はおじさんのロープワークが大好き。ほんの数分しか乗らないのに、この海の旅が楽しいのは必ず2回は見ることができるおじさんのロープワークショー(なの?)があるから。これが見られていまだにHKD2.7の乗船料。暇つぶしにはもってこい。素晴らしい。グッジョブ香港。

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竹の足場は湿気を含み、いい感じに弛むからということで、いまだにどんな高層ビル建築でもこちらを使う香港。街のあちらこちらに積み上げられたものを見かけるし、常に工事中の香港ではこの状態で屋根になっている歩道を歩くことも多い。そこで登場するのが、この雨よけ。ブルーと白の縞々カバー。竹とセットである。これが入ると絵にならないのよね〜と避けていたけれど、あえて「絵にしてみた」。

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これは別に香港だけではないけれど。ウォーターサーバー用の水。やはり暑いから?水道水飲めないから?商業地区でもマンションでも、普及率が異常に高い(と思う)。道路にはこの状態で積んであり、運搬車もよくみかける。光が当たるととても綺麗で、ついパチリ。

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安心安全を表す色として標識も多い。(こじつけました、すみません)

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また過去の写真を掘り出して、「色」シリーズはご紹介予定です。

石畳の坂に、歴史を感じる砕典作街(ポッティンジャー・ストリート)

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坂道が好きだ。しかし香港島側には極端な急坂が多い。よく転ぶ。そして調子に乗って歩いているうちに途切れて獣道になったり、行き止まりもあるから気をつけねばならない。路地裏的旅人としては、メイン通りをはずれ、果敢に登ったり降りたりを楽しむ。(忽然と町中でエスカレーターなどありがたいものもある)

いまウィークエンドの香港は、あちこちでたくさんの人だかりに遭遇する。そんなにみんな同じ場所で撮ってSNSにあげて楽しいかい?もっと面白い路地裏あるのにね。ということで、こんな一見なんでもなさそうな場所でミスマッチに思えるウェディング写真撮影に出くわすと嬉しくなる。いつもどこかしら工事中で、荷物を運ぶ人々が通る(夏なら、上半身裸オジサンにも会えるよ〜)なオールド中環(セントラル)。

といいつつ、実はここも超有名なインスタポイントのひとつ。
香港最古の道とされる砕典作街(ポッティンジャー・ストリート)

高層ビルを背景に、旧中環警察の煉瓦の建物がアクセント。そしてこのゆるやかな石畳の道を多めに画角に入れるとそれはそれは素敵な絵になるではありませんか。魔法のような香港路地裏なのである。(この写真は単なる隠し撮り風)

むかしむかし、港から大きな荷物を背負った行商人たちがここを多く行き交うために、少ない段差の石畳にしたという坂だ。石畳の削れ具合から、その歴史が感じられる。近くまで来ると必ずこのゆるめな坂道を歩きたくなる。

でも、頭の中ではウォン警視と話しながら下りるなりきりトニー・レオンなのだけど。(『インファナル・アフェアIII』)

Chairs、それは夜の集会のごとく・・・。

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香港の路地裏を歩いていると必ず出くわすのが「椅子」である。それは一脚だけもあれば、複数が積んであったり、円陣になっていたりもする。

老人が1日中店番と称して、店の外に座る姿もあるし、円卓を囲み麻雀に興じている姿などもある。地代が高く高層アパートの部屋が狭い。室内が快適ではないところも多い香港では、まだ体の動く老人たちはどんなに暑い真夏の日中でも外に出ていることが多い。現に老人が働く姿も多く(老人にも仕事があるのは良いこと、だが働かなければ生きていけない事情もある)、外に出ている老人率は日本よりも高いだろう。それだけを見ていると、さすが長寿大国だと思う。動ける大人はみんな動いている。街に出ている。大声で会話をしている。もしくは椅子に座って寝ている、さまざまだ。

人々が消え、喧噪の去った時間の路地裏には、不揃いな椅子だけが残される。

私はこれを密かに「夜の集会」と呼ぶ。横切ると、どういうわけか人の気配を感じるのだから。