あとん10歳若かったら、たとえ東大より難関だと言われようが、私は挑んだ(かも知れない)。ここで学びたい、と。そう、香港で最も古い国立大学であり、孫文も学んだという学舎。私の大好きなあの存亡の危機にある古き良き薄扶林村の手前に位置している。村に下宿して、徒歩通学で完璧だ(妄想)
地図を見るだけでもその広さがわかります。
それにしても、なんて素敵な場所。風水的にも素晴らしい空気が流れる高台にあり、大好きなビクトリア湾を望める絶景なのだから。
実は、駅(なんと「香港大学駅」という名前で、2014年にMTR港島線が延びたためアクセスが便利になった)の周辺は出没したことがあったのだが、今年5月の滞在の時にやっと初潜入を果たす。はい、当然ながら構内は自由に散策出来るのだ。私は美術館訪問がまずはの目的だったのだけれど、その後その広い構内をくまなく徘徊することに。しかし傾斜きつい。広すぎる。
特に目を見張ったのは、はい、その建物の立派さと緑の深さ。そして、そこにドドドーンと名脇役大賞を与えたいくらい怪しく素敵に存在する「配管たち」である。
単なる「配管」は、ストリート写真を撮ろうとすれば嫌でも被写体に入ってしまう香港である。だが、しかし・・・ここの「配管様(敬称付)」は、そんじょそこらの配管とは違う。もう配管LOVERS撮影ツアー組みたいくらいに、その趣と佇まいが、ちが~うのです。
それにしても、西営盤(サイインプン)の高街(High Street)からすこし上がったところにある美術館から入った私は、構内がこんなに広いなんてみじんも思わなかった(知識として広いことは知っていたが)。
もちろん美術館は無料。建物も歴史建造物であり、陳列物の数々も素晴らしいので必見です。
この狭い香港でこの敷地。なんて贅沢なのでしょう。地下鉄駅直結エレベーターがあり、道路も横切る大学が存在しているのだから、本当に驚いた。
大学の中に、ハイウェイが走っている。
スタバはもちろん、お粥店やフレンチカフェ、大きな書店までもあり、ここで1日過ごしても飽きない。(実際は、学生と関係者のみが利用できるので、観光客は禁止らしいけれど。いかにも観光ぽくなければ、問題なさそう)
本屋さんも充実。
近くのご飯屋さん。学生価格がある。
なんとかここで学ぶ方法はないものか?と考えたが、ランゲージスクールも入学資格が25歳までとな、残念。次に生まれ変わった時に来よう。
香港大学ビジターセンター
https://www.visitorcentre.hku.hk/